豆知識
建築の原点

■建築の原点 ロージェ(1713年~1769年)「原始の小屋」1755年 建築理論家のマルク=アントワーヌ・ロージエは、著書『建築試論』において、理想的な建築の原点として示されたのが「原始の小屋」です。樹木は大地からまっ […]

シュタイナー
シュタイナーの世界観「クリスマス会議100年」東京小金井にて 12/22

進化のために破壊と再生を繰り返すことを受け入れなければならないと思う。時代は一気にAI化へ向かおうとしている。人が創造することや判断することまで手放してしまう先に、明るい未来はあるのだろうか。人は、考える葦である。我思う […]

民家・町家
管田庵(かんでんあん)「荒壁仕舞い」の美意識

□有名な大名茶人・松平不昧(ふまい)がつくらせた茶室・管田庵(かんでんあん)「荒壁仕舞い」:実際は、粗壁でないのに長い藁苆(わらすさ)をさりげなく、かつ美しく見えるようにレイアウトして、荒壁がそのまま現れているように仕上 […]

民家・町家
鹿児島の伝統的な住宅:続き間や縁側が多い。「家の作りやうは夏を旨とすべし、冬はいかなる所にも住まる」

□鹿児島の伝統的な住宅は、続き間や縁側が多く用いられ、必要に応じて建具で部屋間や外部と内部を開け閉めできる開放的な造りが特徴。開口部が多く、外壁は外周の2割程度。壁量少なめ、熱が籠らず、涼風が吹き抜ける隙間だらけの住宅が […]

民家・町家
植久哲男:基本を知らずに、優れたものを創造するのは難しい。

□植久哲男:山辺豊彦さんと「大工塾」を共催している建築家の丹呉明恭さんに「構造知識とつくり方を知ることは、逆に、自由な発想を妨げないか?」と聞いたことがあります。「いや、知れば知るほど発想が豊かになる」と。つまり、知るこ […]

民家・町家
趙海光 現代町家のルール:6m立方の箱型スケルトン 1棟の住宅ではできない一まとまりの環境をつくる

□趙海光「現在の戸建て住宅がつくり出す歪んだ街の風景を変えるには、大規模な街づくりでなく、戸建て住宅の設計仕様の中に街角をつくるためのルールを染み込ませておこう。」現代町家のルールとして提案したのが、6m立方の箱型スケル […]

民家・町家
日本の瓦の歴史は1400年。「土の感覚はヒトの脳に直接響く力がある」

昭和中期の最盛期には全国に50余の瓦産地が多彩な地域の風土瓦を生産していた。現在は、三州、淡路、石州の3大産地に絞られたが、特に日本海側の安田瓦、越前瓦、石州瓦の産地では、それぞれ雪に対する対処策を独自に昇華させ、地場産 […]

民家・町家
「民家型工法」標準化 若杉活用軸組構法は、全ての構造材を5寸角に集約する。

□六車誠二:「民家型工法」標準化「渡り顎のラップは60㎜」住宅フレームを数種類に限定しブラシュアップ。伝統的に杉だけの架構は意外と少ない。柱は桧か杉、横架材は松が一般的だ。松が松くい虫の被害を受け激減したこと。戦後拡大造 […]

民家・町家
左官職人 榎本新吉:「俺はプロじゃねえよ、職人だよ、…

□泉 幸甫:材料の現代における活かし方、もののより良い存在のさせ方など、ものをつくる原点から考える。設計者はモノづくり的でなければならない。木のこと、和紙のこと、鉄のこと、建具のことだとか、いろいろな素材の知識を増やし、 […]

豆知識
ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)の役割

ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)の役割 2023.9.9 ヘリテージマネージャーの役割とは、→地域に眠る歴史的文化遺産を発見し、保存し、活用して、地域づくりに活かすこと。→現在、全国で約5000名 […]

豆知識
1種換気の有効性:高断熱前提として

第1種換気と第3種換気は、住宅の換気方法としてよく使われます。第1種換気は、機械の力で給気して、機械の力で排気する方法です。一方、第3種換気は、自然の力で給気して、機械の力で排気する方法です。大きな違いは、室内へどのよう […]

豆知識
相対湿度(30%以上60%以下)、絶対湿度(7g/kg以上13g/kg以下)

□ダニは不死身に近い強い生き物:布団を天日干しにしても布団は厚い断熱材なので陽の当たらない方へ移動する。洗濯しても8割生き残る。冷蔵庫にいれても真空パックにいれても生き残る。唯一、熱に弱いが不死身に近い生き物。:相対湿度 […]

豆知識
2025年 建築基準法改正 約半世紀ぶりの大改正

□確認申請(4号特例の見直し) (※一部インテグラルの国交省資料引用) ■現在、木造平屋、2階建500㎡以内の建築物は4号建築に分類され、建築士が設計・管理を行うことで、構造規定の審査が省略されている。■2025年の法改 […]

豆知識
山辺豊彦 実験を続けて大工を「勘の世界」から「数値の世界」へ:知ることは足枷にならずに、逆に自由の獲得になるという。続けていけば、本物になる。美しいものには必ず鍛えられた根拠がある。

山辺先生の講演を9/21に東京の蔵前にて聞いてきました。関東大震災から100年。会場となった両国蔵前あたりも悲惨な光景だったようです。山辺先生が木造に真剣に向き合うようになったのは、1995年の阪神淡路震災が主な動機だそ […]

豆知識
2025年耐震・省エネ法改正

耐震・省エネの重要な法改正が決定しました。 2025年に向けた耐震・省エネの重要な法改正が決定しました。構造を規定している建築基準法は、いわゆる4号特例が廃止され、2階建て、あるいは200平方メートルを超える建築物は、適 […]

豆知識
ユニバーサルデザイン(すべての利用者を対象とするデザイン)

□ハートビル法が1994年にできてから現在のバリアフリー法に代わっていく過程で、高齢者・障害者対応で義務化された建築基準要件は多いので、それらがじつは、ユニバーサルデザイン(すべての利用者を対象とするデザイン)でなくては […]

豆知識
重力加速度G(約10m/s2)を新型プリウスの加速度と比較したら…

地震時に、建物には水平方向に0.2Gの重力加速度がかかるといわれます。そこで、地震力のベースとなる、地球の重力加速度G(約10m/s2)を、身近な車のスピードで換算するとどれくらいになるでしょうか。10m/s=36km/ […]

豆知識
既存建物を見る上で【耐震断熱規定の変遷】

【耐震断熱規定の変遷】◎1980年(昭和55年):旧省エネ基準始まり(等級2)Ua値1.67■1981年(S56年)以前(築41年以前):構造的に危険な場合多い。:断熱もされていない場合多い※窓等の開口部が多いので壁にす […]

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地震力は建物の重さで決まる

■地震力は建物の重さで決まる(地震時に50tのRC造と12.5tの木造にかかる地震力はどちらが大きい?) 同じ地震加速度0.2Gが加わった場合、質量が2倍になれば、地震力も2倍になります。RC造は、木造の約4倍の質量なの […]

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木造住宅は軽い屋根が地震に有利?

これまで、特に関西から九州にかけては、地震よりも台風が多く、台風による屋根の被害を多くうけてきたことから、屋根には風対策として重い瓦を使う傾向があった。しかし、阪神淡路大震災では、木造住宅の被害が多く目立ったため、震災以 […]

豆知識
食卓の大きさは?(幅600mm奥行450mm/人)

一人あたりの食事スペースは奥行450mm×幅600mm程度が基準。4人掛の食卓は片側2人ですので、奥行900×幅1200サイズ、6人掛の食卓は片側3人なので、奥行900×幅1800が目安となる。正方形の4人掛食卓の場合は […]

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1Kgf=10N、1kN=100kgf

■1Kgの重さは10 N(ニュートン) N(ニュートン)っていう単位。現在、建築系の本では、質量1Kgの重さのことを10N(ニュートン)と表記してある。質量1Kgは、地球でも月でも質量1Kgで変わらないが、力(F)=質量 […]

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関東大震災復興100年「これからの住宅」2023年9.23

関東大震災復興100年「これからの住宅」村上木構造デザイン室 村上敦史 1923年(大正12年)関東大震災→建築基準法制定から、今年で100年目。その間、1968年(昭和23年)十勝沖地震(M7.9)→建築基準法改正19 […]

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風水の基本的な考え方や方法を紹介します。

風水とは、自然のエネルギーを利用して人生をより良くするための古代中国の知恵です。風水では、自分の住まいや職場の環境を整えることで、運気や健康、恋愛や仕事などのさまざまな面に良い影響を与えることができると考えられています。 […]

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道(タオ)の教えが、すなわち道教。この道教が、風水の元となっている。

木などの自然のものは、勝手に育っているようで、実は大きな力に育てられている。それを「道(タオ)」と呼ぶ。「すべてのものは、この大きな力の元に生まれ育ち、そして死を迎え循環している」という教えであり、すなわち「道教」と言わ […]

豆知識
風水の「気」は「エネルギー」「生命の息吹」

道教哲学には、三才と呼ばれる思想があり、「天」・「地」・「人」を指す。 風水思想の隅々にまで「天の気」・「地の気」・「人の気」として浸透している。気は「エネルギー」、正確には「生命の息吹」で、天と地の間に充満しており、万 […]

豆知識
風水とは、

風水とは、人間とその環境との関係を示した思想であり、地学であると同時に摩訶不思議な伝統でもある。 風水は、土地の動と静を理解するための方法。 風水は、中国でおこなわれていたあらゆる地相占いの要素をとりこんで発展した。かつ […]

豆知識
既存住宅状況調査内容

1.既存住宅状況調査:内容 本調査は、既存住宅状況調査方法基準に適合する既存住宅状況調査です。目視を中心とした非破壊検査により、劣化事象等の状況を把握するものです。既存住宅の品質に関する正確な情報を消費者等に提供すること […]

豆知識
快適な室温について

体温調節に影響する温熱環境の6要素は、1:空気温度、2:放射温度、3:気流、4:湿度、5:代謝量、6:着衣量と言われています。熱的快適性を得るには、暑くも寒くもない環境に加えて、局所不快感をなくす必要があります。個人毎に […]

豆知識
2025年4月から全ての新築住宅(300㎡未満も含む)に省エネ基準適合が義務付けられます。

豆知識
2025年4月から4号特例の見直しが行われます。

豆知識
h(ヘクト)は100倍の意味を持つ

※h(ヘクト)は100倍の意味を持ちます。 ha(ヘクタール)はa(アール)の100倍です。 1a(アール)=10m×10m=100㎡ 1ha(ヘクタール)=100m×100m=10000㎡ ※h(ヘクト)は100倍の意 […]

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シロアリと腐朽菌の知識

耐震や断熱も重要ですが、資産価値を守るためには、シロアリ対策も重要です。そのためには、シロアリのことを知る事が必要です。シロアリは日本に8種類ほど生息していますが、主にはヤマトシロアリとイエシロアリです。今後、このコーナ […]

豆知識
西洋の黄金比1.618 と 日本の白銀比1.414

■フィボナッチ数列と1級建築士試験問題 フィボナッチ数列は直前2項の和を次の項とする数列であり,並び合う2項の比が急速に黄金比に収束するため,建築においては特殊な意味をもたされている数列です。 ィボナッチ数列とは、1、1 […]

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日本の白銀比 1.414

■A4をA3用紙にするのに141%拡大はナゼ?「白銀比」 A3用紙を2つ折りにするとA4になるので、A3の面積はA4の2倍。紙の縦横比は同じ相似形なので、長さがx倍になれば面積はxの2乗倍。ここで、xを2乗倍したのが2倍 […]

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問題ある地盤とは?良い地盤は?

耐震診断において、次のいずれかに該当するものは「問題あり」と判断されます。 問題の生じやすい地盤の例:「問題あり」と判断されます。 :傾斜地で、敷地内に盛土、切土部分がある。 :建物周囲に、1.5m以上の擁壁がある。 : […]

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地震被害考察

■地震被害の事例考察 中越地震(H16)M6.8は内陸直下型の縦揺主体、能登半島沖地震(H19)M6.9と中越沖地震M6.8は海洋型の横揺主体 これらの地域に共通する特徴は、4寸柱の建物が主流、筋交いも厚みが40~50m […]

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比重について

■比重について 鉄筋コンクリートは水の重さの2.4倍 建物の安全性を考える上で重さを知ることが重要です。重さから始まります。ここに、1Mの立方体の塊があります。水であったら1t(トン)ですね。この1tの水を基準にして、そ […]

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ロンシャン礼拝堂 1955年 ブルータリズム(抽象化を目指したモダニズムの次の傾向)

■ル・コルビジェのロンシャン礼拝堂(1955年 昭和30年) コルビジェの最高傑作といわれる「ロンシャン礼拝堂」。屋根は蟹の甲羅がモチーフといわれています。良い建物に説明は不要。感じることができる。建物や図面も、説明不要 […]

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サヴォア邸 ル・コルビジェ

■サヴォア邸1931 (ル・コルビジェ 1887-1965) 僕は、大学生になりたての頃、この建物を見て感動したのを今でも覚えています。サヴォア邸は、実現された近代建築5原則(ピロティ 屋上庭園 自由な平面 水平連続窓  […]

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カテナリー曲線とガウディ

■カテナリー曲線は美しい! ケーブルの自重による曲線は、真珠のネックレスを自然に垂らしたような形、カテナリー曲線となります。 カテナリー曲線と放物線は、かなり近い形ですが、カテナリー曲線の方が緩いカーブです。長さ方向に等 […]

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ツーバイフォーについて

■ツーバイフォーとは? 現在、在来工法とツーバイフォー工法は二大構法として、木造の世界を二分しています。ツーバイフォーは、強度は利点、増改築のしにくさは弱点。在来工法は、増改築のし易さは利点、強度は弱点でしたが、最近では […]

豆知識
柱について

■木造住宅の柱断面の大きさは? 一般住宅では、3寸角(90mm角)、3寸5分角(105mm角)、4寸角(120mm角)、が使われています。1寸は30.3mmだけど、切りよく1寸30mmとして計算。神社仏閣、古民家にはもっ […]

豆知識
マグニチュードと震度階

■マグニチュードと震度階とは? マグニチュードはエネルギー量を表し、地震の規模を示しているのに対し、気象庁の震度(階)は揺れの大きさを表す単位で、体感によるもの。(震度は、最近では加速度で表されている。例:震度階5(強震 […]

豆知識
建築基準法の変遷

■建築基準法の変遷(耐震) 建築基準法は新たな地震被害が発生すると、その被害原因を検証し改正が繰り返されてきた。我が国の建築法規は、西暦701年の大宝律令で定められた「他人の家をのぞき見る楼閣の建築禁止」が最初であると言 […]

豆知識
省エネ基準の変遷

■省エネルギー基準の変遷 省エネルギーの基準は1980年(昭和55年)にまず定められ、その後1.昭和55年省エネ基準(旧省エネ基準)  Ua値1.67_等級22.平成04年省エネ基準(新省エネ基準)  Ua値1.54_等 […]

豆知識
断熱の意味

■もそも断熱って必要なの? 断熱する目的は、冷暖房の省エネルギー化とともに、各部屋の温度差を少なくして人体に負荷がかからない家にすること。日本は、この分野では、EUや米、中国、韓国にも遅れをとっており、統計によれば、約7 […]

豆知識
既存住宅状況調査とは?

既存住宅状況調査(インスペクション)のことを知らない人が多い。中古住宅は、新築時の品質や性能の違いに加えて、その後の維持管理や経年劣化の状況により物件ごとの品質などに差があることから、消費者はその品質や性能に不安を感じて […]

豆知識
耐震診断とは?

■耐震診断とは?震度階6の地震でも倒壊しないかチェックすること! 耐震診断とは、地震に対する建物の耐震性を調べること。熊本地震(M7.3,6.5)規模が来ても倒壊しないかチェック。地震は、始めに震源からP波が届き、続いて […]

豆知識
畳のサイズ

畳の大きさといってもいろいろ、1.京間とか本間とよばれる95.5cm×191cmのサイズは関西・中国・九州地方2.中京間は91cm×182cmで愛知、岐阜、三重、福島、山形、岩手、北陸地方3.江戸間とか関東間とよばれる8 […]

豆知識
1畳と1丈

「立って半畳、寝て1畳、天下ををとっても4畳半」手を動かしたり作業スペースとしては半畳、昔の人の身長は今より低かったかもしれないけど、寝るのには1畳あれば足りると。更には、天下人でも4畳半あればなんとか暮らせると考えられ […]

豆知識
1坪≒3.30579㎡

土地や建築の面積に坪という単位を使う。 1坪=1間(6尺)×1間(6尺)明治になると、1尺を 10/33m(メートル)と定め1坪=(10/33×6)×(10/33×6)=約3.305785124m2 1坪の大きさは畳の2 […]