瑠璃光寺五重塔屋根葺き替え工事
現在、国宝瑠璃光寺五重塔の屋根葺き替え工事が行われています。瑠璃光寺五重塔は、日本三名塔の1つに数えられる本市唯一の国宝であり、修復を重ねることで建立以来600年近くもの長い間、その美しさが後世へと受け継がれており、この […]
天明家(農家):江戸時代の豪農の暮らしぶりが伝わる民家
鎌倉時代に下野国(しもつけのくに:栃木県)から武蔵国(むさしのくに:東京大田区鵜の木)に移り住んだと伝えられ、江戸時代には鵜の木村の名主役などの重職を勤めていた。明治時代には役場として使用された。「玄関の間」の前面には式 […]
旧自証院霊屋:禅宗様(鎌倉時代)と和様(奈良時代)の折衷様
霊廟建築とは、有力者の霊を祀るためにたてられた建築物。戦災などでほとんどが消失している。三代将軍徳川家光の側室であった「お振の方」の霊廟。随所に漆と極彩色の木彫や飾り金具の装飾が施され、江戸時代食の建築技術の粋を伝えると […]
吉野家(農家):「六間取り」ザシキ→ナカノマ→ヒガシノマ→オクザシキの順で格式が高まる
江戸時代後期の農家。水利が良くなく水田は無かった。畑では、大麦・小麦・粟・稗などがつくられていた。昭和30年代の農家の生活を再現。土台の上に柱が立つ基礎形式で、束石の上にじかに乗る構造より進んだ形。平面は整形、「六間取り […]
奄美の高倉:屋根裏空間を穀倉とする独特な形態
江戸時代末期頃に奄美大島に建てられた穀類を保管するための倉。米やさとうきび、サツマイモなどが栽培されていました。亜熱帯の高温多湿な気候であり、床下を高く吹き放ちし、通気性を良くしています。倉内部に入るための梯子は取り外し […]
三井八郎右衛門邸:木造+鉄筋コンクリート、贅沢な和洋折衷
三井財閥の総領家、三井八郎右衛門高公氏の第二次大戦後の邸宅。中廊下式は、大正期に成立した平面形式。南側が木造で、北側が鉄筋コンクリート造。庭に面する南側の外観は、柱、長押、欄間、障子などの伝統的要素で構成される。北側は、 […]
小出邸 建築家・堀口捨己
建築家・堀口捨己の現存する数少ない住宅作品であり、ヨーロッパから帰国しての処女作。山田守らと日本最初の近代建築運動である「分離派建築会」を結成する。オランダの建築を日本に紹介した人。又、茶室や庭園の研究者でもある。 ピラ […]
前川國男邸 1942年竣工
前川國男は1928年にフランスに渡り、ル・コルビジェのもとで2年間働いている。平面計画は、吹き抜けの居間を中心に、寝室、書斎を左右に配置する明快な構成。外観は、竪板張りの木材、明かり障子、ガラス格子窓。和的なモダンで居心 […]
柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区
柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区 2023.11.4 柳井は瀬戸内海の海上交通要衝の地、商業の町として栄えてきた。当地区は、室町時代からの古い町割りをそのまま残し、約200mの東西に通じる本通りと、そのほぼ中央より南 […]
「近代建築レトロ散歩:唐戸界わいまちあるき」に参加して
「近代建築レトロ散歩:唐戸界わいまちあるき」に参加して 2023.11.18 午前中までの強風雨がうそのようにおさまり秋の日差しが心地よいが少し寒い。そんな中でこの歴史散歩が始まった。そういえば、下関は久しぶり。たまに見 […]
月輪寺薬師堂(がちりんじ)山口市徳地上村:重要文化財
開創:聖徳太子が推古17年(607年)鹿野町清涼寺(徳地町串)に清涼山薬師堂を開創再建:重源上人が東大寺再建の用材を徳地から伐出された折、時の大政大臣藤原兼実公(九条家の祖)の協力を得て、清涼寺から鎌倉の始め(文治5年1 […]
東京駅 丸の内駅舎 1914年(大正3年) 辰野金吾のクイーン・アン様式
※クイーン・アン様式:19世紀末の英国における住宅で、赤煉瓦、白い窓枠、出窓や破風の多用などの特徴をもつ様式。正確には、「ゴシック・リバイバルにおける自由でアンシンメトリカルなマスのグルーピングやプランニングと、17~1 […]
山口県旧県会議事堂(重要文化財)大正5年(1916年)大熊喜邦、武田五一
山口県旧県会議事堂(重要文化財)大正5年(1916年)大熊喜邦、武田五一 近代建築のさきがけ!○大正2年(1913年)に起工し、大正5年(1916年)に完工した。設計者は、大蔵省臨時建築部長であった妻木頼黄博士指導のもと […]
「旧朝倉家住宅と庭園」日本の20世紀遺産20選
「旧朝倉家住宅と庭園」日本の20世紀遺産20選 2023年5月28日 ○重要文化財である旧朝倉家住宅は、宅地北側に母屋が建ち、西に土蔵、東に庭門があります。○1919(大正8年)建築。関東大震災以前に遡る数少ない大正期の […]
「旧岩崎邸」は 西洋あこがれの美学?
「旧岩崎邸」は 西洋あこがれの美学? 1896年(明治29年)ジョサイア・コンドル 2023年4月27日 洋館:様式無視ごちゃまぜ。コンドルのやりたい放題。 和館:風格ある上品さ、空間造りはさすが念仏喜十。 撞球室(ビリ […]
「法隆寺」は なぜ美しいのか:飛鳥時代の建築様式(奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1)
「法隆寺」は なぜ美しいのか:飛鳥時代の建築様式 1400年前に建てられた現存最古の木造建築。金堂・五重塔を中心とする西院伽藍と夢殿を中心とする東院伽藍で構成。平成5年に日本最初の世界文化遺産として登録された。国宝・重要 […]
月輪寺薬師堂(がちりんじ)山口市徳地上村:重要文化財
2023-10-01 開創:聖徳太子が推古17年(607年)鹿野町清涼寺(徳地町串)に清涼山薬師堂を開創再建:重源上人が東大寺再建の用材を徳地から伐出された折、時の大政大臣藤原兼実公(九条家の祖)の協力を得て、清涼 […]