日本建築
村上精華堂(化粧品屋):「看板建築」「オーダー(イオニア式)」大胆な和洋折衷

「看板建築」の見所は、大胆な和洋折衷と個性的なファサード。寄棟造り桟瓦葺きの和風屋根の3階バルコニーで洋風な全体像の和洋折衷。西洋建築の原点ともいえるギリシャ・ローマ建築で用いられた「オーダー(イオニア式)」が意匠的に使 […]

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日本建築
上野消防署(旧下谷消防署)望楼上部

火の見櫓(やぐら)。三脚4層式外廊下型。約23.6mの高さがあった。1925年建築され1970年まで使用された。

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日本建築
万世橋交番:煉瓦造りの交番「組積式構造」関東大震災以降の東京では姿を消す

神田万世橋のたもとにあった「煉瓦造り」の交番。この付近は市電の路線も集中し、東京でも有数の繁華街であったという。江戸時代以前から、日本建築は、柱・梁による架構式構造であった。明治期の西洋建築の導入に伴い石造や煉瓦造などの […]

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日本建築
伊達家の門

伊達家が東京に居住するために建てた屋敷の表門。大正時代に建てられた。江戸時代の門であるかのような風格を持つ。総欅造り。規模は三間一戸、屋根は本瓦葺き。正面右手のみにむくり屋根を持つ番所がおかれ、全体的に左右対称。

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日本建築
会水庵:宗徧流(そうへんりゅう)茶室、桟瓦葺の屋根と銅板葺の庇が大正から昭和にかけての特徴を現している

宗徧流(そうへんりゅう)の茶人:山岸宗住(会水)が施主となり、新潟県長岡市に建てた茶室。江戸時代から藩主の茶道が宗徧流であった。この茶室は、三畳台目と勝手からなる。床が下座となる下座床、床柱は赤松の皮付き。手前座の二重釣 […]

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日本建築
高橋是清邸:「和洋折衷」「火灯窓」「桟唐戸」(禅宗様、大仏様)「床の間」「ガラス」

政治家の高橋是清邸。7度の大蔵大臣のほか総理大臣も経験するが、1936年の2.26事件で2階の部屋で暗殺されるまでの30年余りを過ごす。食堂は、南に出窓を持ち、床材は寄木張り洋風だが、長押や欄間などの和風の要素もあり、「 […]

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文化遺産
旧自証院霊屋:禅宗様(鎌倉時代)と和様(奈良時代)の折衷様

霊廟建築とは、有力者の霊を祀るためにたてられた建築物。戦災などでほとんどが消失している。三代将軍徳川家光の側室であった「お振の方」の霊廟。随所に漆と極彩色の木彫や飾り金具の装飾が施され、江戸時代食の建築技術の粋を伝えると […]

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