日本建築
川野商店(和傘問屋):「出桁造り」、江戸以来の町家の正統的特質を継承

重厚な屋根の造りや、江戸以来の町家の正統的特質を継承する格子戸などの造作が特徴。切妻造り、桟瓦葺き、出桁造り。屋根勾配が急で、屋根の存在感が大きい。伝統的な簓子(ささらこ)下見板張りの板壁、鬼瓦を包む肉厚の漆喰影盛、垂木 […]

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日本建築
大和屋本店(乾物屋):「出桁作り」の「看板建築」銅板を意匠的に用いるのも看板建築の特徴

鰹節という金文字の看板が目立つ。「出桁作り」という江戸以来の商店建築形式を踏襲しながら、間口に対して軒高が極めて高い、関東大震災後の東京に建てられた3階建ての「看板建築」。構造材小口以外に銅板を意匠的に用いるのも看板建築 […]

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日本建築
武居三省堂(文具店):正面が平面的「看板建築」屋根は腰折れ「マンサード屋根」

昭和初期、神田須田町に建てられた店舗併用住宅。木造建築の正面は、衝立(ついたて)のように平面的な、いわゆる「看板建築」。正面は、外壁をタイル張り、側柱・戸袋廻り・庇などを銅板で包んでいる。屋根は腰折れの「マンサード屋根( […]

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日本建築
花市生花店:「看板建築」「メダリオン」「デンテイル」「大坂格子」ハイカラと伝統が渾然一体

「看板建築」の花屋。当時、花売りは、野山の花を摘んで籠や荷車を使って売り歩いていた。花市生花店では、華道の先生や料理店を得意先としていた。建物前面を立て板状にし、防火対策を図り、銅板をはった「看板建築」。2階窓下の4枚の […]

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日本建築
植村邸(時計店):完成度の高い「看板建築」2階和風、全体洋風「デンテイル」「刎高欄」伝統の証を残したい

建物ファサードは全体が銅板で覆われ、緑青が重厚な外観を形つくる。軒下の「デンテイル」、中央頂部の装飾、2階窓下の「刎高欄」(はねこうらん)など、銅板職人の精緻な技術が見れる。2階以上を左右対称とし、1階部分を非対称とする […]

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日本建築
丸二商店(荒物屋):「看板建築」「コーニス」「江戸小紋」伝統の証を残したい

昭和初期、神保町に建てられた「看板建築」荒物とは、笊(ざる)、箒(ほうき)、塵取りなどの日用必要な生活道具は何でも揃ったという、いわばホームセンター。客とは対話を大切にしていたそうだ。長屋が隣接。長屋とは、小規模な住宅を […]

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日本建築
復元縄文住居

縄文時代の竪穴住居を復元。小屋組をサス組として棟を受け、小屋組とその下の柱や梁を分けた造り。屋根は下地にヒノキの樹皮を使い、その上を土で盛る。土が雨で流出しないよう芝を植えている。中の広さは4人が膝を曲げて横になれるくら […]

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