地震時に、建物には水平方向に0.2Gの重力加速度がかかるといわれます。そこで、地震力のベースとなる、地球の重力加速度G(約10m/s2)を、身近な車のスピードで換算するとどれくらいになるでしょうか。10m/s=36km/hなので、1Gは、1秒間に時速36kmほど増える加速度ということです。これは、止まっている車が走り出して1秒後には36km/s、2秒後には72km/s、2.8秒後には100km/sの計算です。新型プリウスは、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンで最大出力196hpを発生し、0〜96km/h加速は7.0秒とのことですので、2倍以上の加速度でやっと1Gに追いつけるそのくらいの速度です。1Gは、よほど高性能な車でないと体現できない加速度といえます。

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