□趙海光「現在の戸建て住宅がつくり出す歪んだ街の風景を変えるには、大規模な街づくりでなく、戸建て住宅の設計仕様の中に街角をつくるためのルールを染み込ませておこう。」現代町家のルールとして提案したのが、6m立方の箱型スケルトン、その小さめの箱を暮らしの起点(ベース)として、そこに土間や軒下といったゲヤ空間を足していく仕組みがあれば現代の町家ができるのではないか。構造材の数を減らして規格化、材長6m、12㎝*24cmの平角材をメインの構造材(通し柱、桁、軒梁)として「ベース」のスケルトンを組む。ベースとゲヤをずらしたり並べたりして敷地に余裕を生み、その庭を街の環境につなげていく。余白に路地のような庭をつくる。街に開いたコモンのような庭。隣庭が繋がる。1棟の住宅ではできない一まとまりの環境をつくるチャンス。家のスケルトンが風景の骨格をつくる。街角づくり。

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