□有名な大名茶人・松平不昧(ふまい)がつくらせた茶室・管田庵(かんでんあん)
荒壁仕舞い」:実際は、粗壁でないのに長い藁苆(わらすさ)をさりげなく、かつ美しく見えるようにレイアウトして、荒壁がそのまま現れているように仕上げている。見せかけのデザイン。ラフな荒壁のままでおしまいにするのがカッコいいという美意識。茶人の美意識を「わび・さび」というのだろう。江戸時代後期の倒錯した美意識。技術と意匠の分離状態は、現代のわれわれが捉える「日本的なもの」の重要な一端を担っているのも事実。

管田庵(かんでんあん)「荒壁仕舞い」の美意識” に対して1件のコメントがあります。

  1. ヨシヒロ より:

    なるほど

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