□植久哲男:山辺豊彦さんと「大工塾」を共催している建築家の丹呉明恭さんに「構造知識とつくり方を知ることは、逆に、自由な発想を妨げないか?」と聞いたことがあります。「いや、知れば知るほど発想が豊かになる」と。つまり、知ることが「自由な発想」に具体的なきっかけを与えてくれると教えている。中村勘三郎「型がある人間が型を破ると「型破り」型が無い人間が型を破ったら「型無し」ですよ」基本を覚えて使いこなせると、自然と応用力ができ、やがて独自の手法を生み出せるようになる。回り道に見えるが、個性や自主性を表すことの近道。基本を知らずに、優れたものを創造するのは難しい。

「住まう工夫」基本は「創造性」。それには「自由な発想」と、それを担保する「技術」が共に必要なのはあたりまえです。

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