■もそも断熱って必要なの?

断熱する目的は、冷暖房の省エネルギー化とともに、各部屋の温度差を少なくして人体に負荷がかからない家にすること。日本は、この分野では、EUや米、中国、韓国にも遅れをとっており、統計によれば、約70%の住宅がほぼ無断熱で、非常に寒い住宅が多い。熱中症の多くは住宅でおきており、これを変えていかないと高齢化社会で更なる問題が生じてくると予測されている。実際、住宅の寒さで亡くなっている方が、交通事故の4倍あるのが現状。英国の保険省が出している過度な寒さのリスクというデータでは、健康な室温は統計によると21℃位、19℃以下になると健康リスクが現れ、16℃以下になると呼吸疾患、心疾患など、深刻なリスクが現れ、10℃以下になると、高齢者は低体温になってくると(総務省)いわれている。WHO(世界保健機構)によれば、冬の室温は18℃以上にするとされ、新築・改修時の断熱が必要とされている。

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