■地震力は建物の重さで決まる(地震時に50tのRC造と12.5tの木造にかかる地震力はどちらが大きい?)
同じ地震加速度0.2Gが加わった場合、質量が2倍になれば、地震力も2倍になります。RC造は、木造の約4倍の質量なので、地震力も4倍になります。RC造:50t×0.2G=10tf(10トン)、木造:12.5t×0.2G=2.5tf(2.5トン)の水平力で左右に揺さぶられます。(G:重力加速度≒10m/s2とする)ざくっと言えば、家の重さの0.2倍の水平力で揺さぶられるということです。体重60kgの人は、12kgの力で左右に揺さぶられる感覚ですね。
木造で屋根を軽くして質量を軽くするほうが、地震力に対して有利といわれる理由です。