神田万世橋のたもとにあった「煉瓦造り」の交番。この付近は市電の路線も集中し、東京でも有数の繁華街であったという。江戸時代以前から、日本建築は、柱・梁による架構式構造であった。明治期の西洋建築の導入に伴い石造や煉瓦造などの「組積式構造」が用いられたが、地震に弱く、関東大震災以降の東京ではほとんど見られなくなった。煉瓦造、外壁は化粧タイル、軒下は人造石洗い出し仕上げ。屋根は寄棟鉄板葺き。

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