■ツーバイフォーとは?

ツーバイフォー構法
在来工法

現在、在来工法とツーバイフォー工法は二大構法として、木造の世界を二分しています。ツーバイフォーは、強度は利点、増改築のしにくさは弱点。在来工法は、増改築のし易さは利点、強度は弱点でしたが、最近では、在来工法にツーバイフォー構法の良さ(壁、床、屋根の面材打ちで強度を上げる)が取り入れられ、在来工法が進化し、強度が格段に上がってきた現状があります。完成後、見分けがつかないほどです。

ツーバイフォーはイギリスのフレーム構法に端を発し、アメリカに渡ってバルーン構法という名で19世紀のシカゴで開発されました。枠を組んで板を釘で打ち付けたパネルを組み立てるという単純な構法なので、熟練職人は不要でした。20世紀後半にアメリカから日本に渡りツーバイフォー構法として普及しました。優れた構法ですが、もとはといえば、職人的な技術力不要の構法でした。

ツーバイフォー構法(枠組壁構法)名前の由来は、代表的に使われるのが2インチ×4インチの角材(38mm×89mm)だからです。他にもツーバイシックス(2インチ×6インチ)、ツーバイエイト(2インチ×8インチ)、ツーバイテン(2インチ×10インチ)の大きさの材料を組み合わせて使います。

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